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「受付型」を選んだ、それだけの理由

現役風俗嬢ミカが、店舗型・受付型・派遣型の違いと、自分が受付型を選んだ理由を綴る。

風俗の求人サイトを見ていると、目に入るのはだいたい「デリヘル」ばかりだ。いまはそれがいちばん数も多いし、検索する側にとってもわかりやすいんだと思う。

でも実は、風俗の「業態」は大きく3つに分かれている。

店舗を構えて、受付もプレイルームも同じ建物の中にある「店舗型」。受付だけ構えて、そこから先はお客さんが近くのラブホテルまで自分で移動する「受付型」。そして電話一本で自宅やホテルまで来てもらう「派遣型」、いわゆるデリヘル。

いまは圧倒的に派遣型が多い。風営法の関係で受付だけの店も新規では出しにくいらしく、出店のしやすさでも派遣型に軍配が上がる。ネット経由で呼べる手軽さも、コロナ禍で店を開けにくかった時期の影響も、全部派遣型を後押しした。時代の流れとしては、まあ当然だと思う。

私が受付型を選んだ理由

私は上京してからずっと、受付型でシゴトをしている。

理由は単純で、昼間はフリーでデザインの仕事も細々と続けているから。ネットに顔や名前が出る可能性は、できるだけ減らしておきたい。受付型なら、写真を見てもらうのは受付に来た人だけ。おカネのやりとりも受付で済ませておいてくれるから、会ってすぐお金の話にならずに済むのも、地味にありがたい。

あとは単純に、歩いて移動する時間が好きなのもある。ラブホ街まで歩いて、待機所に戻って、また歩く。この「間」があるから、次のお客さんの前で気持ちを切り替えられる気がしている。車で送迎してもらう子から見たら、非効率かもしれないけど。

もちろん面倒もある。お客さんからすれば、わざわざそのエリアまで足を運ばないといけないし、天気が悪い日は正直、電話の鳴りも落ちる。

先週も、朝から土砂降りであからさまに待機所の電話が鳴らなかった。デリヘルで働いている知り合いに「今日ヒマそうっすね」と笑われて、地味に悔しかった。呼べば来てくれる業態と、まず来てもらわないといけない業態とでは、天気ひとつでこんなに差が出る。

それでも私は、この業態を続けると思う。デザインの仕事をいつまで続けるかはわからないし、いつかまた業態を変える日も来るかもしれない。でも今のところ、この二足のわらじのバランスが、いちばん自分に合っている。


現役風俗嬢ミカ 福岡県出身。上京5年目・都内の風俗店で働く現役風俗嬢。お笑いと格闘技観戦が好き。